Amazon Echo Dotの第三世代にはミニプラグが搭載されていますが、有線接続では音声出力しかできません。
つまり、音声入力に対応していないので有線スピーカーとして使うことはできないようになっています。
ですが、あきらめないでください。
有線接続はできないですが、Bluetoothを使うとスピーカーとして利用できるようになります。
今から、僕がEcho端末をスピーカーとして利用している方法を紹介します。
この記事は以下のような方に向けて書いています。
- Amazon Echo Dot(第三世代)をスピーカーとして使いたい人
- パソコンがBluetooth対応していない人
- Echo端末とBluetoothトランスミッターが余っている人
- Echo端末のスピーカー利用に必要なもの
- Echo端末と周辺機器の全体構成
- Bluetooth接続の設定方法
Amazon Echo Dot(第三世代)をスピーカーとして利用する方法
必要なもの
- Amazon Echo Dot(第三世代)
- Bluetoothトランスミッター
- 3.5mmオーディオケーブル
- HDMIケーブル(PCモニタから音声出力する場合に利用)
僕のパソコンはBluetooth接続に対応していないのですが、Bluetoothトランスミッターを持っていたので利用しています。Bluetoothトランスミッターはちょっと高いので注意です。もし持っていない場合はBluetooth接続アダプタを購入するか、素直にスピーカーを買った方がいい気がします。
僕の場合は以前購入したネックスピーカーにトランスミッターが付属していたので、それを流用しています。
以下、参考リンクを貼っておきます。
【1分で簡単セットアップx 低遅延(音と映像がズレない) 】(JPRiDE) JPT1 Bluetooth ver 5.0 超小型 トランスミッター & レシーバー (受信機 + 送信機 一台二役)
Amazonベーシック(Amazon Basics) ステレオミニプラグ オーディオケーブル タブレット用 3.5mm 1.2m ブラック
バッファロー HDMI スリム ケーブル 1m ARC 対応 4K × 2K 対応 【 HIGH SPEED with Ethernet 認証品 】 BSHD3S10BK/N
機器構成の全体図
上記のような構成を取っています。
- モニタとPCをHDMIケーブルで接続
- モニタとトランスミッターを3.5mmオーディオケーブルで接続
- トランスミッターとEcho DotをBluetoothで接続
PCとトランスミッターを直接接続しても良いのですが、PC側のミニプラグが別のオーディオ機器で埋まっていたのでモニタと接続する構成になりました。Echo端末をスピーカー利用したらモニタ音声は使わないのでちょうど良かったです。
Echo DotとのBluetooth接続手順
トランスミッターとEcho端末のペアリングはAlexaアプリから実施できます。
以下、手順に沿って解説します。
1. Alexaアプリのダウンロード
Alexaアプリがインストールされていない場合は、まずアプリをダウンロードしてください。
2. Echo端末のデバイス登録
AlexaアプリでEcho端末のデバイス登録をします。
続きます。
3. トランスミッターとBluetooth接続
デバイス登録したEcho端末の設定から「BLUETOOTHの接続」を選択し、トランスミッターとペアリングを行います。
Echo端末から「接続完了しました」とお知らせが出れば完了です。
うまく音が出ない場合
ケーブルがしっかりささっているか確認
ケーブルの接触不良の可能性があります。特に、3.5mmオーディオケーブルはピンが固い場合があるので、しっかり奥までささっているか確認してみてください。
音量が小さくなっていないか確認
Bluetooth接続できていても元の音量が小さい場合は音が聞こえません。PCで再生しているコンテンツの音量やEcho端末の音量を確認してみてください。モニタを経由して音声出力している場合はモニタの音量も調整が必要になるので注意してください。
Bluetooth接続できているか確認
Bluetooth接続の有無はAlexaアプリで確認するか、Echo端末に「Bluetooth接続できているか教えて」と声をかければわかります。Bluetoothに接続できていない場合はペアリングをもう一度やり直してください。
サウンド設定が正しいか確認
PC側の設定に不備がある可能性があります。「サウンドの設定」から出力先があっているか確認してみてください。
使いづらいと思う点
Alexaの話す音量とスピーカー音量を分離できない
Echo端末はBluetooth接続中でもAlexaの利用が可能です。このときスピーカーとしての音量とAlexaとしての音量は区別できず、「Echo端末の音量」としてのみ制御できます。たとえばスピーカー音量が小さいからEcho端末の音量を大きくしていると、Alexaの音声が爆音になったりしますのでご注意ください。
僕はスピーカーとしてのみ利用しています。モニタの音声出力が弱くてEcho端末の音量はMAXで使用していますね。
音声の指向性が弱い
Amazon Echo Dotのようなスマートスピーカーは空間に広く音声を伝える特性があるため、音の指向性が比較的弱いです。単純なスピーカーと比較すると音の感じ方がフラットではないため、若干聞きにくい音声に感じます。
それでも僕のモニタのスピーカーよりは全然良いので使ってます。
まとめ
自宅にAmazon Echo Dot(第三世代)が余っていて、Echo端末がスピーカーとして動いてくれればなぁというところから本記事の構成ができあがりました。同じような境遇の方の参考になれば幸いです。